今月7日夜、福岡県久留米市で2人乗りの原付バイクが乗用車に追突される事故がありました。 乗用車を運転していた男は、警察の取り調べに対し、「原付バイクがうるさかったので、追いかけて捕まえてやろうとわざとぶつけた」話していて、警察は21歳の男を傷害の疑いで逮捕しました。 原付バイクに乗っていたのは15歳の少年2人で、打撲などのけがをしていますが、15歳の少年2人は、事故の10分前に停車中のパトカーを棒状のもので叩いたとして、警察に公務執行妨害の疑いで逮捕されました。 原付バイクを2人乗りでパトカーに接近。棒状のもので殴った疑い 警察によりますと、今月7日午前0時15分ごろ、久留米市新合川の路上を走行していた2人乗りの原付バイクが停車中のパトカーに接近し、後部座席に乗っていた男が手に持った棒状のものでパトカーのボンネットを叩いたということです。 棒状のものは緑色で、植物を育てるときに使うものだったということです。 原付バイクの音がうるさくて眠れない「追いかけて捕まえようと思った」 原付バイクは逃走しましたが、午前0時25分ごろ、1キロほど離れた久留米市合川町の路上で乗用車に追突され、転倒しました。 原付バイクを運転していた久留米市の自称アルバイトの少年(15)は、頸椎捻挫、腰や左肩を打撲するけがを負いました。 また、後部座席に乗っていた小郡市の無職の少年(15)は、頭の右側と両下肢の打撲、左手をすりむくけがを負いましたが、いずれも軽傷で命に別状はありません。 追突事故を起こした乗用車を運転していた男は取り調べに対し、「寝ようと思ったら原付バイクがうるさかった」「腹が立ったので追いかけて捕まえてやろうと思った」「わざとぶつけた」などと話していて、警察は久留米市朝妻町の会社員原健太郎容疑者(21)を傷害の疑いで逮捕しました。 容疑を認めています。 また、警察は原付バイクに乗っていた15歳の少年2人も公務執行妨害の疑いで逮捕しました。 取り調べに対し、久留米市の少年(15)は、「警察が嫌いなので、俺が運転して後ろの男がパトカーを叩いた」 小郡市の少年(15)は「パトカーを棒で叩いたことに間違いはない」と話していて、いずれも容疑を認めています。