千葉市若葉区の路上で11日夕、高齢女性が血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された事件で、千葉県警千葉東署は12日、この女性を殺害した殺人の疑いで中学3年生の少年（15）＝同区＝を逮捕した。同署によると「間違いないです」と容疑を認めている。 逮捕容疑は11日夕、同区の路上で、近くに住む無職の高橋八生さん（84）を刃物のようなもので刺し、殺害した疑い。 同署によると、現時点で高橋さんにトラブルは確認されていないという。高橋さんは11日夕方ごろ、自宅を出てから所在が分からなくなっていて、自宅から徒歩で約10分の路上で、倒れているところを発見された。 11日午後11時35分ごろには、高橋さんと同居する家族から「自宅に帰ってこない」と同署に届け出があった。 この事件を巡っては11日午後5時10分ごろ、同区の路上で通行人の女性から「年配の女性が倒れている。意識、呼吸がなく、側頭部から出血している」と110番通報があった。駆け付けた同署員が、頭から血を流して意識不明の状態で倒れている高橋さんを見つけた。 高橋さんは意識不明の状態で病院に搬送され、約1時間20分後、病院で死亡が確認された。高橋さんの背中には刺し傷があり、同署が死因の特定を進める。 現場はJR都賀駅から東へ約1キロの住宅街。