販売目的で男児の裸を盗撮したとして、大阪府警は13日、徳島県美馬市の元市立幼稚園職員、鎌田裕樹容疑者（38）を児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑（提供目的製造）で逮捕したと発表した。 容疑を認め、「性欲を満たすため、金を稼ぐためにやった」と述べているという。 少年課によると、逮捕容疑は2024年2～11月、不特定多数に販売する目的で、香川県内の宿泊施設の浴場の脱衣所で、当時9～14歳の男子児童・生徒計3人の裸をタブレットなどで動画撮影したというもの。 昨夏に起きた別の盗撮事件の捜査で同種の盗撮動画が確認され、販売元を調べる中で鎌田容疑者が浮上したという。 鎌田容疑者は調べに「5年前から入浴施設などで400本以上の動画を盗撮し、500～600人に売って200万～300万円を得た」と述べており、府警は、SNSを通じて販売していたとみて調べている。（小島弘之）