【解説】観光客銃撃テロ事件が引き起こしたインド・パキスタンの軍事的緊張…テロリズムの観点から重要な2つの視点

2025年4月22日、インドが実効支配するジャム・カシミール州のバイサラン渓谷(パハルガム近郊)で、観光客を標的とした銃撃テロが発生した。武装集団は主にヒンドゥー教徒の観光客26人を殺害したが、この攻撃は2008年11月のムンパイ同時多発テロ以降、インドで民間人が犠牲となったテロでは最も死者数の多いテロとなった。 インド当局は、攻撃を「越境テロ」と断定し、パキスタンに拠点を置くイスラム過激派組織「抵抗戦線(TRF)」が犯行声明を出したと発表した。また、TRFをパキスタンに拠点を置くイスラム過激派ラシュカレ・タイバ(LeT)の分派とみなし、パキスタンの関与を非難した。モディ首相もテロリストを追跡し処罰すると報復を宣言した。

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