【水原聯合ニュース】韓国・ソウル近郊の水原地裁平沢支部は13日、在韓米軍の烏山基地(京畿道平沢市)で開催されたエアショーで戦闘機などを違法撮影したとして検挙された台湾籍の2人の逮捕状を発付した。警察は発付を受け2人を逮捕した。 警察によると、60代と40代の2人は10日午前、望遠レンズを装着したカメラで米軍の装備や施設などを違法撮影したとして、軍事基地および軍事施設保護法違反の疑いが持たれている。 裁判所は「容疑がすべて明らかになった。外国人のため逃走の恐れがある」と逮捕状発付の理由を説明した。 通常エアショーでは写真を自由に撮れるが、米国は今回のエアショーについて中国籍や台湾籍など特定の国の国民の入場を禁じた。 だが2人は外国人用ゲートで3度にわたり入場を制止された後、韓国人用ゲートに回り他の入場者に紛れて会場に入ったとされる。 2人は会場で違法撮影をしているところを通報され、駆け付けた警察に検挙された。通報者は「中国語のような言葉を使うあやしい人物が写真を撮りながら会場を回っている」と話したという。 2人は8~9日にかけて観光ビザで韓国入りし、11~12日に出国する予定だったという。 警察は2人が所持していたカメラで撮った大量の写真を分析する一方、携帯電話のデジタルフォレンジック(電子鑑識)を行っている。