【マニラ共同】フィリピン中間選挙の開票の結果、南部ミンダナオ島のダバオ市長選でドゥテルテ前大統領(80)の当選が13日決まった。ドゥテルテ氏が薬物犯罪対策「麻薬戦争」を巡って3月に逮捕され、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に身柄が引き渡されたことに地盤のダバオ市民の反発が広がり、2位候補の8倍超の得票で圧勝した。 副市長選は前大統領の次男で、これまで市長を務めてきたセバスチャン氏(37)が圧勝。ICC拘束下の前大統領の代理として市政を率いる見通しとなった。 下院選のダバオの選挙区では、前大統領の長男パオロ下院議員(50)が3選、孫のオマル氏(31)が初当選した。