時効直前の逮捕です。勤務していた会社の売上金800万円あまりを横領した疑いで、63歳の男が逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、熊本市北区龍田の無職・宮嶋達郎容疑者(63)です。宮嶋容疑者は、2018年6月から2019年4月まで4回にわたり、熊本市西区に営業所がある当時勤めていた会社の売上金計806万円を横領した疑いがもたれています。 警察によりますと当時、宮嶋容疑者は業務部部長として売上などの管理システムを不正に操作し、発覚を免れていたとみられます。去年10月、システムの不正アクセスが発覚し会社は宮嶋容疑者を解雇し刑事告訴していました。 横領したとされる806万円のうち約240万円の時効は、ことし6月下旬に迫っていました。警察の調べに対し宮嶋容疑者は、「生活費などに使っていた」と容疑を認めているということです。警察は横領された売上金は計2500万円ほどに上るとみて捜査を進める方針です。