他人の源泉徴収票を偽造し、消費者金融から融資限度額を越える金額をだまし取ったとして、兵庫県警高砂署は13日、有印私文書偽造・同行使などの疑いで、東京都北区の無職の女(37)=詐欺罪などで公判中=を逮捕した。 逮捕容疑は2021年4月3~5日ごろ、神戸市西区の無職の女(33)=詐欺罪などで起訴済み=と共謀し、他人名義の源泉徴収票1通を偽造し、ネット上で消費者金融に提出し、融資限度額を約120万円増額させた融資契約を申し込み、消費者金融から約120万円をだまし取った疑い。調べに「源泉徴収で借入額を増額させたことに間違いありません」と容疑を認めているという。 同署は今年2月5日、偽造有印私文書行使などの疑いで共謀の女(33)を逮捕していた。同署によると、今回逮捕された女(37)は交流サイト(SNS)で詐欺に加担する人物を集めて犯行を繰り返していたといい、詐欺グループのリーダーとみられている。