東京都中央区の大規模マンション「晴海フラッグ」の賃貸借契約を他人名義で結んだとして、警視庁暴力団対策課は詐欺の疑いで、中央区晴海の無職、斎藤竜実容疑者(36)と妻の明日香容疑者(27)を再逮捕し、不動産仲介業者の男ら2人を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。 同課によると、竜実容疑者は暴走族OBらによる匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)「打越スペクター」の実質トップ。不要な床下工事を持ちかけて代金をだまし取ったなどとしてこれまでに3回逮捕されている。 逮捕、再逮捕容疑は共謀の上、昨年6月、竜実容疑者らがマンションに住む目的であるにもかかわらず、不動産仲介業者の男を介して他人名義の契約書を提出し、不正に賃貸借契約を結んだとしている。