今年1月、北海道旭川市で偽の逮捕状を作成して他人の住宅の郵便受けに投函したとして、33歳の男が14日逮捕されました。 有印公文書偽造・行使の疑い逮捕されたのは、東京都武蔵野市の無職、目賀俊平容疑者、33歳です。 目賀容疑者は1月20日、旭川市内のコンビニエンスストアで偽の逮捕状を作成し、封筒に入れて市内に住む70代の男性宅の郵便受けに投函した疑いがもたれています。 警察によりますと、偽の逮捕状が投函された3日前、70代の男性の携帯電話に警視庁の警察官を名乗った電話があり、現金を振り込むよう要求があったということです。 この男性が振り込みを断ったところ「自宅に逮捕状は届いていませんか」と再度電話があり、20日に自宅の郵便受けを確認したところ、封筒に入った偽の逮捕状が入っていたため、不審に思い、警察に通報しました。 その後の警察は、道外の別の詐欺事件で逮捕されていた目賀容疑者が関与しているとみて裏付け捜査を進め、容疑が固まったため14日、逮捕しました。 取り調べに対し、目賀容疑者は「偽の逮捕状を作成して投函したことは間違いありません」と容疑を認めているということです。 警察は、動機などを調べるとともに共犯者の有無などを捜査しています。