すでに死亡した伯母との間に養子縁組を成立させるため、死亡日時を改ざんした死亡診断書を市役所に提出し虚偽の申し立てをしたなどとして、飲食店経営者の男が逮捕されました。 15日午前9時すぎ、電磁的公正証書原本不実記録・供用、有印私文書変造・行使の疑いで逮捕されたのは、新潟市中央区に住む飲食店経営者の男（56）です。 警察によりますと、男は2020年8月、すでに死亡していた伯母との間に養子縁組を成立させようと、養子縁組届を市役所に提出しました。 さらに、医師が作成した死亡診断書に記載された死亡日時を、養子縁組届が受理された後の日時に改ざんし、死亡届とともに市役所に提出。虚偽の申し立てをして、市役所職員に戸籍情報・住民記録のシステムへ事実と異なる記録をさせた疑いが持たれています。 伯母の親族の代理人弁護士からの告発で事件が発覚したということです。 警察の調べに対し、男は「養子縁組届と死亡届を提出したのは自分だが、死亡診断書を改ざんしたのは自分ではない」と容疑を一部否認しています。 警察は事件の経緯などを詳しく調べています。