米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は14日（日本時間15日）、本拠地アスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場。初回に13号先制ソロを放つなど4打数2安打1打点で、9-3の勝利に貢献した。8回の打席は申告敬遠だったが、続く2番ムーキー・ベッツ内野手が奮起。“怒りのタイムリー二塁打”放ち、塁上で感情を爆発させた。 ドジャース1点リードの8回。1死二塁で大谷を迎えたが、アスレチックスは申告敬遠を選択。塁を埋めてベッツとの勝負を選んだ。カウント2-1から甘い速球を逃さず、2点タイムリー。大きな得点をもたらしたベッツは二塁ベース上で吠え、感情を爆発させた。これをきっかけに、チームは一挙5得点とした。 試合後、米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送ではベッツのコメントも紹介。大谷敬遠後の勝負について「理解しているよ。僕だってショウヘイに投げたくない。間違いなく理解できるよ。試合中のことだし、ただ戦うだけだった。感情を表に出したよ」と話した。 自分なら大谷と勝負するかを聞かれたベッツは「ショウヘイに投げることを選択すれば、多くの試合に負けることになると思う。さっきも言ったけど、僕は理解している。あの状況では、何かを起こす必要があったし、勝利を確定させなきゃいけなかった」と冷静にコメント。相手の作戦を理解しながらも、思惑通りにさせなかった誇りも感じさせていた。