この数日、中国では「中国卓球協会の劉国梁前会長が収賄で逮捕」という情報や動画がインターネット上で拡散され、大きな波紋を呼んでいる。 中国の卓球専門誌「ピンパン世界」は中国卓球協会に取材し、何瀟・事務局長のコメントをニュースとして発信した。 「中国卓球チームは現在、カタール・ドーハで世界選手権前の調整をしており、大会に向けて万全の準備をしている。私たちスタッフも、このような不正確な情報が海外のネット上に流れたことをきっかけに、世論が大きく動いていることに注目している。世界選手権の開幕を間近に控え、ITTF(国際卓球連盟)の会長・副会長の選挙戦の前夜でもある。このような悪質な風説の流布は、中国卓球のイメージに対する中傷であり、チームの準備作業に影響を与えることを憂慮している。我々はまた、すべての人に噂を信じず、噂を広めることを控え、今後も中国卓球チームの成績に注目するよう呼びかけている」(何瀟・事務局長) 劉国梁前会長は今年4月に中国卓球協会の会長を退任し、王励勤:新会長にバトンタッチ。しかし、ITTFの執行役員の副会長選に立候補し、WTT(ワールド・テーブルテニス)ではチェアマンも務めている。