ロシア国籍の女性遺体、21歳息子を強盗殺人容疑で逮捕 調べに黙秘

大阪市浪速区の集合住宅の一室で母親(50)を殺害して現金を奪ったとして、大阪府警は28日、派遣社員の伊藤金木容疑者(21)=静岡県御前崎市=を強盗殺人容疑で逮捕し、発表した。黙秘しているという。 捜査1課によると、逮捕容疑は6月26日、大阪市浪速区下寺2丁目の集合住宅8階の一室で、この部屋に住む母親でロシア国籍のイトウ・エレナさんの首を絞めるなどして殺害し、現金約1万5千円を奪ったというもの。 イトウさんは寝室のベッドの上で仰向けに倒れており、発見された際、室内のエアコン3台は作動していなかった。 司法解剖の結果、直接の死因は熱中症だったが、顔には殴られたような痕があり、府警は「引き続き、他の医師に意見を求めるなど捜査を続ける」としている。 付近の防犯カメラには、現場に隣接するマンションに伊藤容疑者と似た人物が侵入する姿が映っていたという。 伊藤容疑者はこれまでの調べに、隣のマンションの共有通路からイトウさん宅のベランダに侵入したと説明し、暴行したことをほのめかす供述をしたという。 6月27日午後9時50分ごろ、別居している40代の夫が「数日間連絡が取れない」と安否確認のために現場を訪れ、倒れているイトウさんを発見した。(岡田真実)

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