B型肝炎訴訟の元弁護団長 4360万円横領の起訴内容認める

全国B型肝炎訴訟の弁護団の口座からおよそ4360万円を横領した罪に問われている元弁護士の男の初公判があり、男は起訴内容を認めました。 起訴状などによると、元弁護士の内川寛被告(63)は、2018年から2020年にかけて、当時代表弁護士を務めていた全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の口座から88回にわたって現金を引き出し、計約4360万円を横領した業務上横領の罪に問われています。 15日の初公判の冒頭陳述で、検察側は「発覚を免れるため訴訟の和解金を少なく報告していた」などと指摘。内川被告は「公訴事実は間違いありません」と起訴内容を認めました。 この事件をめぐっては、去年1月、弁護団が管理していた口座の預り金に1億4000万円あまりの使途不明金が発覚。内川被告はこのほかにも、およそ5000万円を横領した同様の罪で逮捕・起訴されていて、今後の裁判であわせて審理される予定です。

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