ミャンマーの特殊詐欺拠点で拘束され、札幌市のラーメン店での窃盗の罪に問われている36歳の男に札幌地裁は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。 宮下将宏被告(36)は去年11月、勤務先の札幌市中央区のラーメン店から3万4000円を盗んだ罪に問われています。 判決で、札幌地裁は「犯行は悪質だが、反省の態度を示している」として懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。 宮下被告は、この事件後、逃亡先のミャンマーの特殊詐欺拠点で身柄を拘束されました。 そして移送先のタイから4月に強制送還され、警察に逮捕されていました。 警察は引き続き、宮下被告の特殊詐欺拠点での活動実態など、詐欺事件に関与していないか調べているとみられています。