山形県高畠町で4月に発生したひき逃げ事件で逮捕された男が、22日午前に送検されました。事件直後、近くの集落では乗用車が盗まれる被害が発生していて警察が関連を調べています。 過失運転致傷などの疑いで20日に逮捕された本籍福島県会津若松市の無職・石川康博容疑者(37)の身柄は22日午前、山形地検米沢支部に送られました。 警察の調べによりますと、石川容疑者は4月5日の午後6時50分ごろ、高畠町高畠の国道399号で軽トラックを運転中、前を走っていたバイクに追突し、バイクに乗っていた米沢市の18歳の男性会社員に腰の骨を折るなどの大けがをさせながら、手当てをせず、軽トラックを乗り捨ててその場から立ち去った疑いが持たれています。 捜査関係者や近隣住民によりますと、事件直後、現場近くの集落で乗用車が盗まれる被害が発生していたことが新たに分かりました。警察は、石川容疑者が軽トラックを乗り捨てた後、盗んだ乗用車を逃走のために使った可能性も含めて関連を調べています。