2024年5月に行われた大分市の指名競争入札で、予定価格を業者に漏えいし、近い価格で落札させた疑いで自民党の山本卓矢市議会議員ら3人が逮捕されました。 公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕されたのは、大分市議会議員で自民党会派所属の山本卓矢容疑者(45)です。また、大分市で造園業を手がけるヒロセの役員廣瀬幸一容疑者(85)。同じく役員の阿南美幸容疑者(59)も逮捕されました。 警察によりますと、山本容疑者ら3人は、2024年5月に行われた業務委託の入札を巡り、市の職員から非公表だった十数件の予定価格を聞き出し、このうち2件をヒロセに教え、近い価格で落札させた疑いが持たれています。 自民党会派に所属する山本容疑者は、2023年4月の市議選補欠選挙で初当選。今年2月に再選を果たし、現在2期目を務めています。 大分市では今年2月にも入札予定価格を事前に業者に漏らした官製談合事件で元幹部職員らが逮捕されていて、その後の捜査で今回の事件が浮上しました。