市議逮捕で揺らぐ大分市 佐藤知事は市長在任中「聞いたことない」

競争入札の予定価格を業者に伝え、落札させた疑いで元大分市議が逮捕された事件について、前の大分市長である佐藤知事は、法令に違反する事例は「聞いたことがない」とコメントしました。 事件は、去年5月、大分市が発注する公園の除草業務の指名競争入札で、予定価格を業者に伝えた競売入札妨害の疑いで、元大分市議会議員の山本卓矢容疑者が先月23日に逮捕されたものです。 大分市の足立市長は、先週金曜日の会見で、「このような事案が以前から続いているのではないか」と指摘。 一方、2023年まで大分市長だった佐藤知事は、午後の会見で、「市の職員の関与も捜査で明らかになっていない」とした上で、こう話しました。 佐藤知事: 「そういうものがあって、見逃していたり、いいよって言ったら本当に辞職をしないといけないような案件。そういうことについて聞いたこともないし、あったとすると目配りが足りなかったと反省をするべき点もあるかもしれない。大変遺憾で、残念であるという思いもある」 事件は、佐藤知事が大分市長を退任した後に発生したものですが、「実際に何があったのか、注意して見たい」とコメントしました。

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