群馬県の公立高校の教員が、生徒11人から預かった電気工事士の国家試験の受験料を着服したとして警察に逮捕されました。生徒は試験を受けられなかったということです。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、群馬県明和町の公立高校で実習講師を務める真藤寛徳容疑者(33)です。 真藤容疑者は、今年3月から4月にかけて高校3年の生徒11人から預かった第二種電気工事士の国家資格試験の受験料あわせて10万円あまりを着服した疑いがもたれています。 警察によりますと、真藤容疑者は高校で受験手数料の支払いなどの業務をしていましたが、先月中旬になっても生徒に受験票が届かず事件が発覚しました。 受験料が未払いのため、生徒は試験を受けられなかったということです。 取り調べに対し真藤容疑者は容疑を認めているということで、警察は詳しい動機を調べています。