警察官が犯人を取り押さえる逮捕術を競う大会が天童市で開かれました。 逮捕術は、剣道や空手、柔道などを組み合わせた警察独自の技術で、犯人の制圧や護身のため全ての警察官が訓練を受けています。 大会には県内14の警察署と県警本部などから18チーム、およそ120人が出場しました。 男子は団体戦、女子は個人戦でこれまでに培った技術を駆使して戦います。 女子個人戦では、小国署の亀井奈々巡査長が徒手対徒手の種目で、見事な足技で一本を決めて優勝しました。 【小国署 刑事生活安全課 亀井奈々巡査長(26)】 「去年は2位で悔しい思いをしたので、今年優勝できて嬉しい。これからも訓練を続け、力強い警察官になれるように頑張る。」 団体戦は、素手のほかに、お互いに異なる武器を持っている場合など様々なシーンを想定して行われます。 【和田アナウンサー】 「短刀対警棒の一戦! 白熱した試合が繰り広げられています。仲間からの熱い声援を浴びながら、お互いの意地とプライドのぶつかり合いです。」 会場では、相手の攻撃をうまくかわしながら、鋭い一撃を繰り出すたび、見守る仲間から大きな声援や拍手が送られていました。 【鶴岡警察署 地域課 井上陽雲巡査長(24)】 「日頃の訓練を怠らずに地域住民から信頼を得られるような大会になるように、これからも頑張っていきたい。」