インドのクリケット群衆事故、チーム責任者ら4人逮捕

【AFP=時事】クリケットのインディアン・プレミアリーグ(IPL)で優勝したロイヤル・チャレンジャーズ・ベンガルールを祝福しようと群衆が殺到してファン11人が圧死した事故を受け、同国の警察は6日、チームの幹部を含む4人を逮捕した。 インド南部の都市ベンガルールでは4日、IPL決勝でパンジャーブ・キングスを下して優勝を果たしたチームのヒーローたちを歓迎しようと、数十万人が街に詰め掛けた。 しかし、本拠地スタジアム付近で選手たちが優勝を祝っていた中でのファンの熱狂は、群集事故で犠牲者が出る悲劇に終わった。 カルナタカ州の首相はこの日、ロイヤル・チャレンジャーズ・ベンガルールをはじめ、イベント主催者、および同州クリケット協会の各責任者を逮捕するよう警察に指示したと述べた。 この死亡事故は広範な怒りを引き起こし、地元の警察署長を含む警察幹部が停職処分を受けた。 亡くなった被害者の年齢は14歳から29歳で、選手たちを一目見ようと街に押し寄せた群衆の中にいた。チームは今回の死亡事故を「不幸な出来事」と呼び、犠牲者の家族にそれぞれ1万1655ドル(約168万円)の経済支援を申し出た。インドのメディアは、チームがタイトル獲得の賞金だけで230万ドル(約3億3200万円)を手にしたと広く報じている。 特に宗教の祭典などインドで行われる大規模イベントでは、群衆管理の不備や安全対策の欠如で死者が出る群衆事故が多発している。【翻訳編集】 AFPBB News

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