《ニセ大使館員から電話》中国籍の学生194万円被害 相次ぐ「特殊詐欺」今年すでに44件発生【高知】

高知市に住む中国籍の学生がおよそ194万円をだまし取られるなど特殊詐欺被害が相次いでいます。 詐欺被害にあったのは高知市に住む中国籍の20代の男性です。今年3月、在日中国大使館の職員を名乗る男から「ある中国人が出入国の審査の申請時にあなたのクレジットカードを持っていてそれが犯罪に関与している」などと電話がありました。 その後、上海の警察を名乗る男からチャットアプリのダウンロードなどを指示され、毎日アプリで取り調べを受けました。そして逮捕されないために10万人民元を支払えと言われました。 男性は20グラムの金の延べ棒を購入して指定された中国の住所に送ったり、国際為替送金を利用して香港ドルで6回にわたり送金するなど合計およそ194万円をだまし取られました。 また、5月に警察官を名乗る男から電話がかかってきた高知市内の40代の男性は逮捕状の画像が送られてくるなどし、41万円をだまし取られました。 高知市の70代の女性は5月、東京NTTを名乗る男から「未納料金がある」などと言われ電子マネーカード合わせて80万円分を購入し、コード番号などを相手に伝え、だまし取られました。 県警によりますと今年に入って特殊詐欺は44件発生し、被害額は2億円を超えています。

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