飲食店経営の男らが15歳少年に指示か 福島・トクリュウ詐欺事件

「なりすまし詐欺」で埼玉県の高齢女性から現金100万円をだまし取ったとして、匿名・流動型犯罪グループ(通称・トクリュウ)のメンバーとみられる男ら3人が詐欺などの疑いで逮捕された事件で、福島県福島市渡利字番匠町、飲食店経営の男(41)や同市御山字稲荷田、建設業の男(45)が郡山市の無職少年(15)に指示を出していた可能性があることが15日、福島署への取材で分かった。 捜査関係者によると、別の事件を捜査する過程で、3人がなりすまし詐欺事件に関わった疑いが強まったという。同署は41歳男と45歳男が少年より上位の立場で、ほかにも関わった人物がいるとみて、グループの実態や別の事件への関与の有無を調べている。 また41歳男が、同署が家宅捜索した同市万世町のビルに入る飲食店を取り仕切っていたことも関係者への取材で分かった。関係者によると、41歳男は1~2年前から飲食店の経営に携わっていたという。 同署は15日、41歳男と45歳男を送検した。

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