『ベートーヴェン捏造』“主人への愛をこじらせた男”シンドラー=山田裕貴、愛重めな場面写真解禁!

山田裕貴が主演し、古田新太が共演するバカリズム脚本による映画『ベートーヴェン捏造(ねつぞう)』より、“主人への愛をこじらせた男”シンドラー(山田)の愛が重めな場面写真が解禁された。 本作は、19世紀ウィーンで巻き起こった音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫った歴史ノンフィクション『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』(かげはら史帆著/河出文庫)を基に実写映画化。ベートーヴェンへの愛が重すぎる、忠実なる秘書シンドラー役に山田裕貴。シンドラーから熱烈に敬愛されるベートーヴェンを古田新太が演じる。 バカリズムは原作ノンフィクションを丁寧にひもとき、さらに緻密な取材を加え脚本化。世紀の大スキャンダルを、バカリズムならではのご近所感満載のユルい会話劇で描く。監督は関和亮。バカリズムとは『地獄の花園』(2021)、『ケンシロウによろしく』(2023/DMM TV)に続くタッグとなる。 今年は本作の他に、『木の上の軍隊』『爆弾』と主演作品が3本公開される山田。彼が本作で演じたのは、偉大なる音楽家であるベートーヴェンの秘書シンドラーだ。 1795年に現在のチェコ共和国の小さな村で生まれたアントン・フェリックス・シンドラーは、教師だった父からヴァイオリンの手ほどきを受け育つ。18歳でウィーン大学に入学するも、当時のドイツに吹き荒れていた“愛国運動”にのめり込み逮捕。釈放されたものの大学を中退し、故郷へ帰ることもできず、ヴァイオリニストとして細々と暮らしていた27歳のある日、劇場のパーティーで大ファンであったベートーヴェンと知り合う。 ベートーヴェンの気まぐれで、出会いからほどなくして秘書となったシンドラーは、ほぼ無給で公私に渡り彼を支えた。生真面目すぎる性格から次第にベートーヴェンに煙たがられるようになり、たった2年で2人の関係は決裂。それからさらに2年後、ベートーヴェンの甥カールが自殺未遂事件を起こしたことをきっかけに交流を再開させ、ベートーヴェンを看取ったシンドラーは後に、現在まで残る様々な“ベートーヴェン伝説”を記した伝記を刊行した。現在広く浸透しているベートーヴェン像は、彼の伝記によるところが多い。 経歴だけまとめると、「天才音楽家を支え、後世にまでその偉大さを伝えた立派な人物」のように見えるシンドラー。しかし、彼のある行動が、音楽史上最大のスキャンダルへと発展してしまう。彼はどのようにベートーヴェンのイメージをでっちあげたのか、劇場でぜひ確かめていただきたい。 今回は本作のメイン写真と、シンドラーのパーソナリティーが垣間見える場面写真が解禁された。愛するベートーヴェンにしっかりと肩を抱かれ、決意の表情を見せるシンドラー。耳が聞こえないという逆境の中で指揮をとるベートーヴェンをすぐ側で見守るシンドラー。ヴァイオリニストとしての一面も持っていたシンドラーの演奏シーン。耳の聞こえないベートーヴェンと会話をする際に使用していた会話帳を広げ、何かを必死に訴えかけるシンドラー。冗談が通じず、周囲を呆れさせることもあったというほど生真面目なシンドラーの“ベートーヴェン愛”が伝わる場面写真4点だ。 映画『ベートーヴェン捏造』は、9月12日より全国公開。

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