米移民税関捜査局、NY市長選立候補者を一時逮捕 職務妨害などで

アメリカ・ニューヨークにある移民裁判所で17日、当局の職務を妨害したなどとして、ニューヨーク市長選挙の立候補者が移民税関捜査局に一時逮捕されました。 国土安全保障省によりますと、ニューヨーク市長選挙の民主党予備選挙に立候補しているブラッド・ランダー氏は17日、マンハッタンにある移民裁判所で、法執行官への暴行と連邦職員の職務を妨害した疑いで移民税関捜査局に逮捕されました。 映像では、ランダー氏が手錠をかけられ連行される様子が確認できます。 AP通信によると、ランダー氏は当時、裁判を終えた移民の男性と腕を組んで付き添っていた際、当局に囲まれ、令状の提示を求めたところ、移民の男性とともに逮捕されたということです。 国土安全保障省は「より高い職位を目指す政治家が話題作りのために法執行官の安全を損なうのは間違っている」と主張しています。 一方、ランダー氏はその後、釈放され、「法の支配が健全ではない」「私は単に、彼を拘束する根拠となる令状を見せるよう求めただけだ」と述べました。 アメリカでは先週にも、ロサンゼルスで国土安全保障省の長官の会見中に、質問をしようとした民主党の上院議員が会見を妨害したとして拘束される事案がありました。

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