高齢女性を狙った強盗致傷で、指示役のコロンビア人2人が逮捕されました。 18日朝、東京・原宿署で、車の中からじっとこちらを見つめる金髪の女。 2025年3月に東京・新宿区の住宅で発生した高齢女性にけがをさせて現金を奪おうとした事件で、すでに起訴されている実行役でウズベキスタン人のアジモフ・サルコルベック被告(28)に強盗を指示した疑いで、コロンビア人のニエト・カルデロン・デリア容疑者(54)とガルソン・アルセ・ニコラス容疑者(28)の2人が逮捕されました。 当時70代の女性が住むアパートに実行役のアジモフ被告が押し入り、被害女性に馬乗りになり手で口をふさぐなど暴行。 「お金はどこにある」などと脅迫し、全治1カ月のけがをさせた疑いが持たれています。 事件前、ニエト・カルデロン容疑者はアジモフ被告者らに対し「女性の家にお金がたくさん眠っているから、根こそぎ持ってきて」と指示。 そして、アジモフ被告に被害女性を尾行させ、自宅を割り出させるなど指示していたとみられています。 国籍が異なる3人の関係性。 ニエト・カルデロン容疑者ら指示役の2人は友人関係にあり、実行役のアジモフ被告は、そのうち1人の元同僚だといいます。 調べに対し、ニエト・カルデロン容疑者らは「事件に関わっていません」などと容疑を否認。 警視庁は、女性が狙われた経緯などについて調べを進めています。