今年5月、ニセ電話詐欺グループのメンバーと共謀し、北九州市門司区に住む79歳の女性から現金700万円をだまし取ったとして19歳の22歳の男2人が逮捕されました。2人は、被害者から現金を受け取る「受け子」役だったとみられています。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、小倉南区に住む19歳の解体作業員(自称)の男と門司区白野江に住む解体作業員・宮本誠太郎容疑者(22)です。 19歳の男と宮本容疑者は5月26日から27日にかけ、ニセ電話詐欺グループのメンバーと共謀し、門司区に住む79歳の女性から現金700万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと5月26日に息子を名乗るニセ電話詐欺グループのメンバーが79歳の女性に「投資をして利益が出たけど、利益分の税金を払っていないので口座が凍結された。700万円を税務署に払わなくてはいけない」「弁護士がいるからその人に渡してほしい」などとうその電話をかけました。 翌日、19歳の男と宮本容疑者が2人で79歳の女性の自宅に向かい、弁護士になりすました19歳の男が現金700万円を受け取ったということです。 事件の後、79歳の女性が本物の息子と連絡を取ったことで被害が発覚しました。 取り調べに対し、19歳の男は黙秘、宮本容疑者は「間違いありません」などと話し、容疑を認めているということです。 19歳の男は5月16日に門司区に住む92歳の男性から似た手口で現金200万円をだまし取ったとして逮捕されていて今回が2度目の逮捕となります。