強姦致傷事件で男に懲役4年判決 佐賀地裁、9年後逮捕

アパートに侵入して住人に暴行を加えたなどとして、強姦(ごうかん)致傷や住居侵入の罪に問われた佐賀市の無職の男(36)の裁判員裁判で、佐賀地裁は19日、懲役4年(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。 山田直之裁判長は判決理由で、「夜間に突如襲いかかったり、『ナイフを持っている』と命の危険を感じさせる言葉で脅したりしていて、悪質と評価するべき」と指摘した。約9年間、犯人が発見されなかった被害者の心情にも触れつつ「引っ越しを余儀なくされるなど、心理的苦痛も大きかった」と強調した。 判決によると、2015年9月、佐賀県内のアパートで、玄関ドアを開けて帰宅した当時20歳の女性を背後から押し倒すなどし、性交しようとした。女性は1週間のけがを負った。事件から9年後の昨年9月、県警が男を逮捕した。

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