新型コロナの持続化補助金詐取疑い、男3人逮捕 申請者を勧誘か

国の新型コロナ対策の持続化補助金をだまし取ったとして、警視庁は、ウェブ制作会社社長の石橋卓磨容疑者(37)=東京都港区=ら男3人を詐欺容疑で逮捕し、24日に発表した。認否を明らかにしていない。同庁は、3人が2020年3月~21年12月、虚偽申請を繰り返して計7500万円をだまし取ったとみている。 捜査2課によると、3人は共謀して21年4~9月ごろ、都内の30代男性が事業をしたように装って虚偽書類を提出し、国の小規模事業者向け持続化補助金を150万円だまし取った疑いがある。このうち、135万円が石橋容疑者側に、15万円が男性に渡っていたという。 3人は、個人事業主らの会合などで申請者を勧誘。申請者に「クラウド電話の導入」「消毒・換気のための機器の購入」などの名目で虚偽の経営計画書を作成させたり、実際に支出があったと装うために3人の関係先に送金させたりしていた。申請者とのやりとりは、LINEでしていたという。(三井新)

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