「トラックが店に突っ込み、降りてきた運転手が刃物で…」店や駅など"ソフトターゲット"のテロに対応する訓練 警察、消防、量販店が連携

大阪・関西万博が開催される中、大勢の人が利用する施設を狙った「テロ事件」を想定した訓練が、24日、高知県四万十市の量販店で行われました。 「テロ」は「テロリズム」の略で、「政治目的のために暴力行為に訴えることや、その行為」を指します。万博やオリンピックなど世界中から注目される国際的なイベントは、テロを起こす側にとっても格好の標的となるため、開催地では警戒を強めます。 訓練は、量販店や駅などの場所のように不特定多数の人が集まり、警備が比較的手薄になりがちで攻撃されやすい標的=”ソフトターゲット“を対象にした「テロ」に対応しようと、警察と消防、フジグラン四万十が合同で行いました。 「歩行者をはねたトラックが量販店に突っ込み、降りてきた男が店内の客に刃物で襲いかかる」という想定です。 ◆店員「男が1人、奇声をあげています。すぐに来てください」 従業員は客を避難させ、警察や消防に通報します。そして、駆けつけた警察官が犯人を追い詰め制圧しました。 ◆警察官「暴れるな!銃刀法違反で現行犯逮捕!」 そして、逮捕した時に男が所持していたペットボトルの液体が"危険物"と判明したため、消防と警察の機動隊は特殊な防護服を着用し、けがをした人を救助するとともに、危険物を回収しました。 ◆中村警察署 茂木謙信 警備課長 「今後ともこういった訓練を行って広報することによって、県民が安全安心な暮らしができるように務めてまいりたいと思います」 大阪・関西万博が開催される中、参加した団体は万一の場合迅速に対応できるよう、連携を確認していました。

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