偽造標章で路上駐車か 容疑で住吉会系組幹部を逮捕 警視庁麻布署

偽造された「駐車禁止除外指定車標章」を使って路上駐車したとして、警視庁麻布署は25日、千葉県松戸市五香南2の指定暴力団住吉会系組幹部、粥川年春容疑者(57)を偽造有印公文書行使容疑で逮捕したと発表した。 逮捕容疑は2月12日午前5時50分ごろ、東京都港区六本木7の区道で、有効期限が偽造された標章をダッシュボード上に示して乗用車を駐車したとしている。「知人に借りた車で、ダッシュボード上の書類は知人の会社の書類だと思っていた」と容疑を否認しているという。 標章は、身体障害者らを対象に都道府県の公安委員会が交付するもので、掲示することで駐車禁止区間などで取り締まりから除外される。 警視庁によると、粥川容疑者が駐車した場所は道幅が約5メートルと狭く、標章があっても駐車禁止の除外対象ではなかった。粥川容疑者は女性と近くのホテルを利用するため駐車していたという。同日午前10時半ごろ110番があり、駆けつけた警察官が標章が偽造されているのを発見したという。

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