フィットネスインフルエンサー「レバーキング」が、自分のことを批判した世界一のポッドキャスターとして知られるジョー・ローガンに対し、「男同士の戦いを挑む」という動画をインスタグラムに投稿したところ、逮捕された。米紙ニューヨーク・ポストが25日、報じた。 米テキサス州のオースティン警察は24日、「レバーキング」として知られるブライアン・ジョンソン容疑者をB級軽犯罪であるテロ脅迫容疑で逮捕した。25日までに起訴された。 警察はジョンソン容疑者が「ジョー・ローガンをインスタグラムで脅迫した」ことを確認したという。 ジョンソン容疑者は23日に投稿したインスタグラム動画で、「ジョー・ローガン、俺はレバーキングだ。お前に男同士のけんかを売る。俺は柔術の訓練を受けていない。お前は黒帯だ。俺をぶっつぶすべきだ。だが、俺はお前に戦いを挑む。お前のルールで、お前の準備ができたらいつでも行く」と宣言した。動画には本物か偽物か不明だが、銃2丁が映っていた。 レバーキングは、牛の肝臓や睾丸を生で食べることで超マッチョな体格を維持しているとして人気になったユーチューバーだが、2022年にステロイド使用によって筋肉を作っていた疑惑が浮上し、人気が落ちてしまった。 ところが、今年5月、ネットフリックスのドキュメンタリー番組「UNTOLD:レバーキングとステロイド疑惑」が配信され、再び注目されている。インスタグラムのフォロワー数は300万人、ユーチューブの登録者数は120万人を誇る。 一方のローガンはポッドキャスト番組「ジョー・ローガン・エクスペリエンス」の司会を務めるコメディアンで、米誌フォーブスの「世界一稼ぐポッドキャスト配信者ランキング」で1位に選出され、アップルから「世界1位のポッドキャスト番組」と認定された人物だ。ユーチューブの登録者数は2000万人を超える。 UFCの解説者でもあるローガンは以前、番組で、レバーキングのステロイド使用問題を議論し、生レバーを食べる〝先祖伝来の食生活〟を嘲笑したことがある。 警察がローガンに連絡を取ったところ、ローガンはジョンソン容疑者とは一切関わりがなく、投稿を脅迫的だと考えたという。