個人情報の抜き取りなどを目的に、大阪府警の公式ウェブサイトに似せて作られた「偽サイト」が相次いで見つかった問題で、大阪府警は新たに偽サイトが確認されたと26日、発表しました。 この偽サイトをめぐっては府内の男性が数百万円をだまし取られそうになったということです。 【写真=新たに発見された偽サイト 大阪府警提供】 府警によりますと、新たに見つかった大阪府警「偽サイト」は、公式サイトにはない「案件検索」や「情報登録」といった項目が設けられていて、クリックなどをするといずれも架空の「逮捕状」や「凍結捜査差押許可状」といった文書ファイルが表示されます。 今月に入り、警視庁から大阪府警に「偽サイトが見つかった」と連絡があり、発覚したということです。 府警によりますと、大阪府内に住む男性が警察官をかたった詐欺被害に遭いそうになり、この中で今回の偽サイトに誘導されていたということです。 男性は警察官をかたる犯人側が指定する口座に数百万円の現金を振り込みましたが、引き出される前に警察が口座を凍結して被害はありませんでした。 大阪府警は「警察はウェブサイトに氏名を記載した逮捕状等を掲載したり、SNS上で送信することはありません」などと注意を呼びかけています。