女児の下着を盗撮し、画像や動画をSNS上のグループチャットに共有したとして教諭2人が性的姿態撮影等処罰法違反容疑で愛知県警に逮捕された事件をめぐり、名古屋市立小学校教諭の男（42）が「学校のデジカメを使って撮影していた」という趣旨の供述していることが捜査関係者への取材でわかった。家宅捜索で、男の自宅から学校の備品のカメラを押収したたという。 事件をめぐっては、名古屋市の男のほか、横浜市立小学校教諭の男（37）が同容疑で逮捕されている。県警によると、2人は昨年9月ごろ～今年2月、女児の下着を盗撮し、SNSのグループチャットに名古屋市の男は画像1点を、横浜市の男は動画1点を投稿し共有した疑いがある。 名古屋市の男は主幹教諭の立場で、勤務先の学校によると、保護者に学校の様子を知らせる「学校だより」の作成も担当し、授業などの様子を自由に撮影できる立場だったたという。 捜査関係者によると、男は「学校のデジカメを使った」と供述し、自宅から備品のデジカメが押収された。男が画像を投稿していたチャットグループは秘匿性の高いSNS上に作られ計10人近いメンバーがいた。メッセージの内容からいずれも教員とみられ、チャット内には校外学習中など教員としての勤務中に盗撮されたとみられるデータもあったという。（高橋俊成）