人間誰しも、愚痴を聞いてほしいときもあれば、喜びを分かち合いたいときもある。それは学校の教員も同じだ。つらい経験に共感したり、笑い話にほっこりしたり、はたまた、成功体験をシェアしたり――、そんな学校現場の知られざる「リアル」をお届けしていく。 今回話を聞いたのは、教員21年目の若林直人さん(仮名)。公立高校で主幹教諭を務めているが、今年度限りで退職することを決意。別業種への転身を予定しているという。一定の収入と、積み重ねてきたキャリアを捨てる決断の背景には何があったのか。若林さんの教員人生を追った。 【エピソード募集中】本連載「教員のリアル」では、学校現場の経験を語っていただける方を募集しております(記事は仮名、詳細は個別取材)。こちらのフォームからご記入ください。 <プロフィール> 投稿者:若林直人(仮名) 年齢:45歳 勤務先:公立高校(主幹教諭)