医師で医療ジャーナリストの森田豊氏が30日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、この日午前の定例会見中に倒れ、救急搬送された名古屋市の広沢一郎市長(61)の様子について、自身の見解を語った。 広沢市長は会見中、視点がおぼつかない様子で、徐々に前のめりになり、演壇に突っ伏して職員らに抱えられた。その後、駆けつけた救急隊により市内の病院に搬送された。搬送時に意識はあり、会話もできる状態だという。広沢市長は午後に予定していた表敬訪問などの予定をキャンセルし、1日検査入院。7月1日以降の公務の対応は未定という。 広沢市長の病状について、名古屋市は午後3時から会見を開き、大事には至っていないことを説明。「特定の病気などによるものではない。日ごろの疲労がたまっていたところに、会見中の緊張が重なり、失神の前兆のような症状が出たのではないか」とした。 この説明に、森田氏は「脳梗塞や熱中症などの後遺症が残る可能性がある病気ではなく、恐らく疲れとかストレスが原因で一時的に血圧が下がって、こういうことが起きたんだと」と、自身の見解を示した。 広沢市長が体調に異変を示したのは、市立小学校の教員らが女子児童の盗撮画像などをSNSで共有し、逮捕された事件について、市の対応を説明をしている最中だった。森田氏は「一番の精神的なストレスが大きかったのかなと思いますね。会見の内容が内容なだけに、ナーバスな問題ですから」と述べていた。