無施錠の車から携帯トイレを盗んだとして、警視庁杉並署と高井戸署の共同捜査本部は、窃盗の容疑で住所不定、無職の梶原正登容疑者(59)を逮捕した。容疑を認めている。容疑者は同様の手口で車上荒らしを繰り返していたとみられ、「1~2カ月前から100件以上やった。現金以外は捨てた」などと供述しているという。 逮捕容疑は6月11日午前0時55分ごろ、東京都杉並区の50代男性宅の敷地内に駐車していた車から、携帯トイレ1個(時価150円相当)を窃取したとしている。車は無施錠だった。 同署によると、車に乗ろうとした男性が車内を荒らされていることに気づき、110番通報した。4月下旬ごろから、杉並署の管内だけで、無施錠の車をねらうなどした同様の車上荒らしが10件以上確認されており、関連を調べている。