随意契約に関して便宜を図った見返りに、広島県海田町の職員が土木会社の役員から接待などを受けたなどとして、職員の男と同町の土木会社の社長が逮捕されていた事件で、広島地検は30日、2人を起訴しました。 収賄の罪で起訴されたのは、海田町建設部建設課技師の男(26)で、贈賄の罪で起訴されたのは、同町の土木会社の社長の男(39)です。 起訴状によりますと、職員の男(26)は海田町が発注する随意契約に関し、男の土木会社が受注できるよう便宜を図った見返りと知りながら、土木会社の男(39)から2023年1月から24年10月までの間、8回にわたって、デリバリーヘルス遊興などの接待や現金を受け取ったとされています。 職員の男は海田町が発注する随意契約で見積もり業者の選定などの仕事をしていたということです。 海田町によりますと、男の土木会社との随意契約は、賄賂の受け渡しが疑われる時期と重なる23年以降、受注数や金額が急増しているということです。