防犯カメラが一部始終 益城町の無人販売店メダカ窃盗か【熊本】

メダカの無人販売店に設置された防犯カメラが、料金を支払わず3週連続で商品を持ち去る男の姿を捉えていました。男は、この店の1匹600円のメダカ2匹を盗んだとして現行犯逮捕されていて、警察の調べに「盗むつもりはなかった」と容疑を否認しています。 【杉堂めだか横丁・代表】 「(客の)顔は見えないけど信頼の下で(店を)ずっとやってきたから今回のできごとはショックだった」 益城町にあるメダカの無人販売店『杉堂めだか横丁』です。 県内の愛好家らが育てた観賞用として人気がある50種類のメダカを1匹50円から600円で販売しています。 こちらは、店に設置された防犯カメラの映像です。 6月8日の昼過ぎ、連れの女性と一緒に店を訪れた男。 水槽の中をのぞき込みメダカを物色します。 そして、持ち帰り用の容器にメダカを入れると、代金を支払わずそのまま店の外へ…。 このとき、連れの女性もメダカを購入していて、女性は代金を支払っていたといいます。 男が敷地の外に出た直後、警察官らが男の後を追い、男を窃盗の現行犯で逮捕しました。 逮捕されたのは大津町に住む会社員の男で、メダカ2匹、合わせて1200円相当を盗んだ疑いが持たれています。 男は、警察の調べに「料金の支払いを忘れただけで盗むつもりはなかった」と容疑を否認しています。 【杉堂めだか横丁・代表】 「もうショックだった。今まで、なかったから」「ここの売り場に出すまでが結構大変。増やすのも大変で、生まれたメダカが全部、売り場に出せるわけではなく、選別したメダカがここにあるから、ここに出すまでに苦労がある」 店の代表によりますと、この男が店を訪れたのは今回が初めてではなかったといいます。 防犯カメラの映像には、6月8日の1週間前と2週間前の日曜、それも今回と同じ時間帯に男が店を訪れ、メダカなどを持ち去る姿が捉えられていました。 【久保田優果 記者】 「男は一度は財布から金を取り出し料金箱に金を入れる素振りを見せます。 しかし、実際には料金を払わず店を立ち去ったということです」 この2日間に1匹300円から500円するメダカ合わせて10匹とエサなどが持ち去られたといいます。 【杉堂めだか横丁・代表】 「お店の人がいなくても信頼の下で成り立っていくように今回は示談しないということで二度とないことを願って」 検察は、この男を6月19日に処分保留で釈放、現在、任意での捜査を続けています。

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