詐欺・窃盗で4回目逮捕の男「報酬が欲しくてやった」 札幌市内全域で同様の被害

札幌・厚別署は、2025年6月30日、住所不定・無職の前田将吾容疑者(38)を詐欺と窃盗の疑いで逮捕しました。 前田容疑者は、氏名不詳者らと共謀の上、札幌市厚別区に住む70代女性からキャッシュカード1枚をだまし取り、口座から現金200万円を引き出して盗んだ疑いがもたれています。 4月30日、女性の自宅に前田容疑者の共犯者らが区役所職員を名乗って電話をかけて「保険料の還付金を受け取るためキャッシュカードを作り替える必要がある」「保険料2万4860円を返還する」などと嘘を言い、その後、前田容疑者が銀行員を装って女性宅を訪問してキャッシュカード1枚をだまし取りました。 前田容疑者はその後、札幌市内のコンビニエンスストアのATMで総額200万円を引き出したということです。 警察によりますと、前田容疑者が5月1日に別の預貯金詐欺の出し子と受け子として逮捕された際に、所持品の中から女性のキャッシュカード1枚が見つかり事件が発覚したということです。 前田容疑者はこのほかにも詐欺や窃盗を繰り返していて、これで4回目の逮捕です。 警察の調べに対し前田容疑者は容疑を認めていて、「報酬が欲しくてやりました」「指示されてやったそれ通りやればもらえる」などと話しています。 警察は、キャッシュカードをだまし取る同様の被害が市内全域に広がっているとしていて、余罪や共犯者についても捜査しています。

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