「捜査に協力できないのであれば逮捕する」警察官を名乗る男らにネットバンクの口座情報を伝えると…約3900万円遠隔送金させられていた 60代男性被害に

北海道釧路市の60代男性が、警察官を名乗る男らに約3900万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査しています。 被害にあったのは釧路市内に住む60代の男性です。 警察によりますと、男性は、6月22日、携帯電話に警察官を名乗る男から突然電話があり「あなたのキャッシュカードが発見されました」などと言われました。 電話は「成田警察署の捜査第二課」を名乗る男に代わり、男性をSNSに誘導し、連絡先を交換しました。 さらに、ビデオ通話で、第二課を名乗る男と検察官を名乗る男から「あなたの口座がマネーロンダリングに使われ、マネロンの疑いがかかっている」「あなたの口座にどれだけお金が入っているか調べなければならない」「捜査に協力できないのであれば逮捕する」などと言われ、逮捕状も見せられたということです。 男性は、男らの話を信じ、自分のネットバンキングの口座情報を検察官を名乗る男に伝え、指示された遠隔操作アプリをインストールしました。 ネットバンクを起動させると、22日から26日までの間に、12回にわたって現金合計3825万円を遠隔送金させられたということです。 この男性が友人に話したところ、詐欺の疑いがあると言われ、警察に相談したところ、だまされていたことがわかりました。 警察は、警察官などからお金を振り込むよう要求される電話があったら詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼びかけています。

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