大阪府枚方市で5月、10代女性がマンションから転落死する事案があり、現場マンションに侵入してこの女性の自殺を手伝ったとして、大阪地検が自殺幇助(ほうじょ)と邸宅侵入の非行事実で、いずれも九州地方に住む高校生の17歳と15歳の少年2人を大阪家裁に送致していたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、死亡した女性と少年2人は自殺する目的で交流サイト(SNS)を通じて知り合い、一緒に自殺する場所を探していたとみられる。少年2人は「怖くなって死にきれなかった」という趣旨の供述をしているという。 事件を巡っては、5月31日未明、「女性がマンションから飛び降りた」と119番があった。女性はマンション前の駐車場で倒れ、病院で死亡が確認された。119番したのは少年2人のうちの1人だった。 大阪府警枚方署は6月上旬、現場マンションに正当な理由なく立ち入ったとして2人を逮捕していた。