仙台市の男性から組織的に現金を脅し取ったとして、指定暴力団の男4人が逮捕・送検された事件で、宮城県警は青葉区内の暴力団事務所を家宅捜索しました。 記者リポート 「午前11時過ぎです。スーツ姿の県警の捜査員が暴力団事務所に家宅捜索に入ります」 捜索が行われたのは、青葉区のマンションに入る、指定暴力団住吉会系の事務所です。この組織の幹部の男など4人は、6月、仙台市の20代の男性に対し「さらうぞ、組に応援金払え」などと言い、現金86万円を脅し取った組織的恐喝の疑いで逮捕・送検されました。 県警によりますと、脅し取った金は組織の幹部が生活費などに使っていたほか、組織の運営費などに充てられていたということです。家宅捜索はおよそ1時間にわたり行われ、県警によりますと暴力団の関連資料などを押収したということです。 組織的恐喝の疑いでの逮捕は、1999年に法律が施行されて以来、県内では初めてです。