韓国の捜査機関を名乗る男らから127万円を騙し取られる 長崎市内の男性(40代)が被害

長崎市内に住む40代の男性が韓国の捜査機関を名乗る男らから今月1日から2日にかけて現金合計127万円を騙し取られました。警察はニセ電話詐欺事件として捜査を進めています。 警察によりますと今月1日、長崎市内に住み韓国語ができる40代男性の携帯電話に「+」から始まる国際電話番号で韓国の検察捜査官「イ・ドン・ジェ」を名乗る男から韓国語で「麻薬事件の犯人の口座取引から、あなたに共犯の疑いがかけられている」などと電話がありました。 男性はその後、LINEのビデオ通話に誘導され、韓国警察の制服を着た男やソウル検察庁を名乗る男から「ソウル中央地方検察庁」などと韓国語で書かれた書類を見せられ、「口座を調べるために口座内の金額を全額振り込んでください」「逮捕されないために保釈金50万を振り込んでください」などと持ちかけられました。 これを信じた男性は捜査名目や保釈金名目で今月1日と2日にわたって男らの指定する口座に現金合計127万円を振り込んだということです。 3日にも裁判の供託金名目で金を要求されたことを不審に思った男性が韓国の検察庁に確認し、警察に相談。詐欺にあったことが発覚しました。 警察では警察や検察庁がLINE電話でやりとりをすることはなく、逮捕しない代わりにお金を振り込むように話をすることもないとして、電話やメールでお金の話をされたら、必ず家族や警察に相談するよう呼びかけています。

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