19歳の男性を監禁して全裸で土下座を強要…半グレ集団が手を染めたエグ過ぎる”人身売買”の中身

当時19歳だった男性を拉致監禁して人身売買しようとしたとして、大阪府警捜査4課は7月1日までに大阪市の会社員・上平竣容疑者(30)、大阪市の会社員・岡崎佑奏容疑者(23)、大分県大分市の無職・高野力容疑者(24)ら6人を生命身体加害略取、監禁、人身売買未遂の容疑で逮捕した。 上平容疑者は「松本イサト」と名乗り、20人規模の半グレ集団『松本狂う』のリーダーを務めていた。岡崎容疑者も『松本狂う』のメンバーだった。一方の高野容疑者は、6000人規模の口げんかサークル『プレステージ」のリーダーで、「183(イヤミ)」と名乗っていた。 「4月7日午前5時頃、奈良市内の路上を歩いていた当時19歳の男性を少年2人が背後から襲って車に引きずり込むと、東大阪市内の集合住宅に連れ去って監禁。殴るなどの暴行を加えたうえ、『脱げや』と命じて男性を全裸にして土下座させていました。 その後、監禁現場に岡崎容疑者ともう1人の少年が合流。岡崎容疑者は合流した少年に「(男性の)身柄を買わないか」と持ちかけたが断られたため、『松本狂う』のグループ共有サイトに『身柄欲しいヤツおるか』と投稿。そこで手を挙げたのが上平容疑者だった。上平容疑者は男性の身柄を引き取るため、東大阪市の集合住宅に向かいました」(全国紙社会部記者) 被害者男性はなぜ“人身売買”の犠牲者となったのか。グループ内のあるトラブルが発端だったという。 ◆武闘派の半グレ 「被害者男性は『プレステージ』の元メンバーでした。今年2月に脱退していますが、逮捕された少年をリンチしてその動画をSNSにアップしたり、高野容疑者や上平容疑者と罵り合いのケンカをしたりしていた。容疑者たちから恨みを買っていたのです。事件当日、高野容疑者と上平容疑者はスマホでビデオ通話しながら岡崎容疑者や少年らに襲撃の指示を出していました」(捜査関係者) 事件の首謀者とされる上平容疑者と高野容疑者とは、一体どんな人物なのか。 「上平容疑者も『プレステージ』の元メンバー。地下格闘技の選手など20人を集めて『松本狂う』を立ち上げ、ケンカを売られたら相手の素性を徹底的に調べ上げたうえで襲撃する武闘派として、界隈では恐れられていました。高野容疑者は『プレステージ』の現リーダー。即興で口げんかをして、その優劣を競い合っていた。高野容疑者は相手を晒しものにして、徹底的に追い込むスタイルで“神的な強さを持っている”と言われていました」(同前) 拉致から約6時間半が経過した午前11時45分ごろ、被害者男性が「腹が痛い」「トイレに行かせて」と訴えたため、岡崎容疑者と少年1人が見張り役となって近くのコンビニへと連れて行った。男性はトイレに入るなり、「拉致されて殴られました。今、解放されてコンビニの男子トイレにいます」と110番。駆け付けた警察官に保護された。 人身売買は未遂に終わったものの、上平容疑者は被害者男性を「支配する権利」を20万円で買おうとしていたという。人間の皮をかぶったケダモノと化した半グレ集団を野放しにしてはならない。

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