面識のない女性に わいせつな行為をしたとして熊本県警の48歳の警部補が逮捕されました。車を近くに停め、歩いて女性に近づいたと見られています。 熊本県警 大島誠吾 首席監察官「誠に、申し訳ございませんでした」 不同意わいせつの疑いで10日に逮捕されたのは、水俣警察署の刑事・生活安全課に勤務する警部補の東 和彦容疑者（48）です。 警察によりますと、東 警部補は6月29日の午後10時40分ごろ、八代市内の路上を1人で歩いていた面識のない女性に背後から近づき、口をふさいで尻を数回触った疑いが持たれています。 東 警部補は、自分の乗用車を現場付近に停めた後、歩いて女性に近づいたとみられています。 警察は、事件発生直後に女性から「痴漢に遭った」と通報を受けていたということです。 調べに対し、東 警部補は「女性の体に手が触れたのは事実だがわいせつなことはしていない」と容疑を否認しています。 県警の大島誠吾 首席監察官は「警察官としてあるまじき行為で深くお詫び申し上げます」とコメントしています。 【関連記事】逮捕後の会見の様子 2025年7月10日（木） ▼熊本県警の警部補 不同意わいせつ容疑で逮捕 背後から口をふさいで体を触る 容疑否認 極めて異例の「報道カメラ入れた」会見 ■熊本県警の不祥事 交番長を務めていた40代の警部補が、勤務中に部下の女性警察官の下半身などを触って けがをさせたとして、2024年12月に有罪判決を受けています。 また、2025年2月には30代の警部補が不同意性交などの疑いで、40代の警部補が強制わいせつの疑いで書類送検されました。2人は、その後、不起訴処分となりましたが、それぞれ免職と停職6か月の懲戒処分を受けています。