フジテレビ 株主総会“完勝” 一段落と思いきや…オンカジ問題で逆境

国分太一(50)が無期限活動休止し、TOKIOが電撃解散。フジテレビは株主総会で“勝利”を収めてもなお逆風が続きます。遠野なぎこさん(45)宅から発見された女性の遺体はまだ身元が分かりません。芸能界もテレビも揺れに揺れた1カ月。いつもの覆面メンバーが舞台裏を語ります。 リポーター 6月25日に行われたフジ・メディア・ホールディングス(HD)の株主総会はフジ側の“完勝”だったね。大株主のダルトン・インベストメンツ側と委任状の争奪戦が展開されていたけど、清水賢治氏の社長就任などフジ側の提案が全て承認された形だった。 スポニチ本紙デスク どしゃ降りの雨の中、堀江貴文氏が「清水さん、メチャクチャちゃんとした人だった」と新体制を評価していたのが印象的だった。水面下でフジの幹部と何度か会っているようで、今後本格的に協業する可能性もありそうだ。買収を仕掛けた20年前と変わらないラフな服装だけど隔世の感がある。 リポーター 一連の問題の検証番組が6日放送されたけど、こちらも話題になったね。 ワイドショーデスク “フジのドン”と言われた日枝久元会長は最後まで登場せず、トラブルの渦中にいた中居正広氏や編成幹部への追及は薄かった。被害女性への対応にあたった佐々木恭子アナウンサーが実名で当時の心境などを語ったのには引き込まれた。でも、全体的には第三者委員会の調査報告書をなぞるような内容だったかな。 本紙デスク 平均世帯視聴率は、ビデオリサーチ調べで関東地区2・0%にとどまったけど、フジ社員の視聴率はほぼ100%。女性社員が港浩一元社長を囲む“港会”に焦点が当てられ、異常な接待の状況が参加女性の口から生々しく語られた。なのに、港氏は明確な反省の弁を述べず苦笑いするだけ。フジの社員からはため息が漏れていたと聞くよ。 リポーター 再生の道半ばとはいえ、半年にわたって業界を騒がせてきたフジテレビ問題。これで一段落になるのかな? 週刊誌記者 実はまだ大きな問題がある。オンラインカジノ問題だ。「ぽかぽか」の総合演出が逮捕され、同番組に出演していた元アナウンサーの山本賢太氏は書類送検された。山本氏は「先輩から教わった」と証言しており、社内でまん延している可能性も否定できない。 本紙デスク まだ公になってないけど、バラエティー番組のプロデューサーも社内調査中だという。芋づる式に利用者が明らかになるなんて事態になったら大変だよ。 ワイドデスク 一連の問題を受けてか、現在フジは社内で処分があっても名前を公表しない方針になっている。誰が問題を起こしたかは社員も分からない。「こんな体制で本当に生まれ変われるのか」という局員の切実な本音も聞こえてくる。 リポーター 一難去ってまた一難。逆風はまだ続きそうだ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする