患者間殺人隠蔽の病院に処分検討 青森県、常勤医水増し報告

入院患者間の殺人を隠蔽した罪で元病院長らが起訴された青森県八戸市の「みちのく記念病院」を巡り、市が18日、常勤医を水増しして報告したとして、医療法に基づく行政処分が必要だと県に通知した。県が今後改善命令を出すかどうか判断する。 県と市は3月、事件を受けて病院に立ち入り検査をした結果、医師の勤務状況が実態に合っていないなどとして改善を勧告。その後の調査で医師のタイムカードを事務職員が打刻し、勤務時間が少ない医師を常勤医として報告していたことが判明したという。 県警は2月、病院で2023年に発生した入院患者間の殺人に関し、犯人隠避の疑いで当時の病院長石山隆被告らを逮捕した。

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