6月、白石町の70代男性の自宅に、警視庁の警察官を名乗る男から電話がありました。男は、「特殊詐欺グループを逮捕していて、関係先からあなた名義の携帯電話機や通帳が見つかっている。あなたがマネーロンダリングに関与していないか確認するため資産を一旦預けてもらう必要がある」などと男性にうそを言い、SNSへ誘導しました。その後男性の元に、金融庁の職員を向かわせるという連絡があったため、男性は男の指示に従い、金融庁職員を名乗る男に2回現金を手渡したほか、指定された国内の金融機関の口座に現金200万円を振り込み、合わせて2300万円をだまし取られました。県警察本部によりますと、今年1月〜6月末までの暫定値で、ニセ電話詐欺被害は138件と、去年の同じ期間と比べ、76件増えているとしています。また被害金額はおよそ8億9793万円で、去年の同じ期間と比べて、7億円以上増えているということです。警察は、電話などで「お金」や「通帳」などの話があれば詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう注意を呼び掛けています。